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アイテム
渋沢敬三と魚名研究 -その特徴と学史的意義-
http://hdl.handle.net/10487/00017209
http://hdl.handle.net/10487/000172094ee175f4-ec99-4e0c-b04c-6f2a1130bd07
名前 / ファイル | ライセンス | アクション |
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![]() |
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Item type | 図書 / Book(1) | |||||||
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公開日 | 2021-09-06 | |||||||
タイトル | ||||||||
タイトル | 渋沢敬三と魚名研究 -その特徴と学史的意義- | |||||||
言語 | ja | |||||||
タイトル | ||||||||
タイトル | Shibusawa Keizo and Fish Name Research, its Characteristics and Academic Significance | |||||||
言語 | en | |||||||
言語 | ||||||||
言語 | jpn | |||||||
キーワード | ||||||||
主題Scheme | Other | |||||||
主題 | 渋沢敬三 | |||||||
キーワード | ||||||||
主題Scheme | Other | |||||||
主題 | アチック・ミューゼアム | |||||||
キーワード | ||||||||
主題Scheme | Other | |||||||
主題 | 魚名 | |||||||
キーワード | ||||||||
主題Scheme | Other | |||||||
主題 | 柳田国男 | |||||||
キーワード | ||||||||
主題Scheme | Other | |||||||
主題 | 周圏論 | |||||||
資源タイプ | ||||||||
資源タイプ識別子 | http://purl.org/coar/resource_type/c_2f33 | |||||||
資源タイプ | book | |||||||
著者 |
安室, 知
× 安室, 知
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抄録 | ||||||||
内容記述タイプ | Abstract | |||||||
内容記述 | 研究者としての渋沢敬三は正当に評価されていない。それは渋沢の魚名研究に対する評価に端的に表れる。渋沢の場合、優れた研究者や技術伝承者を資金的にバックアップしたり、学問のハーモニアス・デヴェロップメントを推進するなど、研究のオルガナイザーとしての名声に比べると、彼自身がおこなった研究に関する学会の論評はあまりに貧弱といわざるをえない。渋沢はそれまで顧みられることのなかった民具や漁業史料といった常民の生活資料の学術的価値に着目するなど、すぐれた先見性はあるものの、研究者としての評価は第一次資料の発掘者・提供者に留まるもので、彼自身の研究はあくまで柳田民俗学(主流)を補完するもの(または傍流)という位置づけしかなされていない。それは、渋沢にとってもっとも精力を傾けたといってよい魚名研究が、きちんと民俗学・歴史学分野で評価されていないことに象徴される。 昭和戦前期、1930年代から40年代にかけておこなわれた渋沢の魚名研究は、生物分類の基礎たる同定(identification)に出発するもので、成長段階名への注目など新たな発想に富むものであった。また、同定への強いこだわりは同時期にやはり始動する民具研究にも当てはまることであった。そうした研究に対する渋沢の基本姿勢は、民俗学の主流たる柳田国男の語彙主義への暗黙の批判となっていた。さらには、1930年代、近代学問への黎明期にあった民俗学にとって、研究対象だけでなく、周圏論のような方法論についても再考を強く迫るものとなっていた。事実、渋沢にとって魚名研究の集大成といってよい『日本魚名集覧』が刊行されると、柳田は『蝸牛考』を改訂しそれまで民俗学において推し進めてきた周圏論の一般理論化を諦めている。このことは、渋沢の魚名研究が単に一次資料を発掘し記録するだけのものではなく、また柳田民俗学を補完するだけの存在ではなかったことを如実に物語っている。 | |||||||
内容記述 | ||||||||
内容記述タイプ | Other | |||||||
内容記述 | 第Ⅲ章 水産史研究室同人の「問題意識の多様性」 | |||||||
書誌情報 |
ja : 国際常民文化研究叢書13 -戦前の渋沢水産史研究室の活動に関する調査研究- =International Center for Folk Culture Studies Monographs 13 -Research on the Activities of Shibusawa Fisheries History Laboratory in the Prewar Period- en : International Center for Folk Culture Studies Monographs 13 -Research on the Activities of Shibusawa Fisheries History Laboratory in the Prewar Period- 巻 13, p. 203-213, 発行日 2019-02-25 |
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ISBN | ||||||||
関連タイプ | isIdenticalTo | |||||||
識別子タイプ | ISBN | |||||||
関連識別子 | 978‒4‒908044‒02‒1 | |||||||
著者版フラグ | ||||||||
出版タイプ | VoR | |||||||
出版タイプResource | http://purl.org/coar/version/c_970fb48d4fbd8a85 | |||||||
その他の言語のタイトル | ||||||||
その他のタイトル | Shibusawa Keizo and Fish Name Research, its Characteristics and Academic Significance | |||||||
出版者 | ||||||||
出版者 | 神奈川大学 国際常民文化研究機構 | |||||||
出版者 | ||||||||
出版者 | International Center for Folk Culture Studies | |||||||
資源タイプ | ||||||||
内容記述タイプ | Other | |||||||
内容記述 | Book |
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Cite as
安室, 知, 2019, 渋沢敬三と魚名研究 -その特徴と学史的意義-: International Center for Folk Culture Studies, p. 203–213.
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