WEKO3
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既存空間特性に着目した学校建築コンバージョン設計手法に関する研究
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名前 / ファイル | ライセンス | アクション |
---|---|---|
T00418-001_fulltext.pdf (12.4 MB)
|
|
Item type | 学位論文 / Thesis or Dissertation(1) | |||||
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公開日 | 2015-03-27 | |||||
タイトル | ||||||
タイトル | 既存空間特性に着目した学校建築コンバージョン設計手法に関する研究 | |||||
言語 | ||||||
言語 | jpn | |||||
資源タイプ | ||||||
資源タイプ識別子 | http://purl.org/coar/resource_type/c_46ec | |||||
資源タイプ | thesis | |||||
著者 |
片山, 浩一
× 片山, 浩一 |
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著者(ヨミ) |
カタヤマ, コウイチ
× カタヤマ, コウイチ |
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抄録 | ||||||
内容記述タイプ | Abstract | |||||
内容記述 | 近年、わが国では1960~70年代の急激な人口増加に伴い整備した、膨大な量の公共建築物を保有しており、今後一斉に老朽化していくと言われている。これらの施設を維持していくためには、大きな費用が必要となり、人口減少が想定される中、公共建築物の保全や建替をどのように進めていくべきか、大きな課題となってる。また公共施設マネジメントの観点からは公共施設の最適配置や再整備、それに伴う施設の多機能化が注目されている。公共施設のひとつである学校建築では、老朽化に加え、少子化による児童数の減少により余裕教室の発生等の問題を抱えている。現在、都心部の余裕教室は新たな特別教室や被災用備蓄倉庫として活用されている。しかし、今後は安全な公共施設、地域の公的財産として、学校施設の使われ方は経時的に変化する必要がある。建物用途を変更するコンバージョン設計では、既存建物の特性を考慮した設計が行われる。既存の建物から他の施設に転用される際には発生する新用途の要求機能・要求空間のみならず、既存建物の特性を考慮した設計が行われる。特に学校建築の既存空間が持つ特性に基づいたコンバージョン設計では、設計時に優先すべき空間変化を想定する必要があろう。本研究では余裕教室の部分コンバージョンを対象として、学校建築が持つ既存空間の特性を把握・整理するとともに、アプローチ、床面、天井高、開口部といった各部分の設計計画、および概要を明らかにする。さらに学校建築コンバージョン設計における断面設計による空間変化内容を明らかにすることを目的とする。本論文は5章により構成されている。以下、各章の概要を述べる。第1章では、研究の背景と目的を示すとともに、学校建築の部分コンバージョンの変遷と現状の整理をしている。また、関連する既往研究を概観し、本研究の位置づけを明確化している。第2章では、学校建築の余裕教室活用および学校建築の再生を取り巻く状況の整理をおこなっているとともに、ベースビルである学校建築の部分転用に対する建築的な特徴を把握するために設計図書を収集し既存学校建築の空間特性を整理している。学校建築の余裕教室活用は2000年前後に文部科学省の取り組みによって一時積極的に部分転用が行なわれるようになったが、その後教育方針の見直しなどにより転用事例数は減少している。しかし、現在は国の新たな事業によって余裕教室の有効活用および部分転用が積極的に行なわれる状況が整っている。学校建築は形態や教室配置などに既存建築として共通する設計が表れるのが一般的であるが、これらが部分転用の施設配置に伴い、アクセスおよびアプローチ決定による空間構成に影響をおよぼすことを整理した。既存学校建築では昇降口における利用特性により解決していたGL差が部分転用の際には段差解消という留意点となる。また階高が高く設定されている既存の空間を活かして転用設計を検討することができるよう既存断面の寸法把握をおこなった。部分転用設計の際にはこれらのことの配慮が必要であると考える。第3章では前章で整理した既存の空間特性に対し、新規用途に転用する際に起こる床面・天井面・開口部の各部分の変化の整理を行う。また内部空間と外部空間の関係性を明らかにしている。学校建築の転用の際には必ず新規エントランスの設置が行なわれることから、スロープの形式、新規床とスロープの関係、またスロープの果たす役割を示した。さらに断面の変化は床面・天井面・開口部の変化とともに改修の目的や手法によって寸法変化が異なることを示し、これらの関係を整理した。学校建築の転用の際には必ず新規エントランスの設置が行なわれることからアプローチの形式、GLの解消法の検討、エントランス設計手法分類をおこなう。またエントランスおよび動線計画に着目することによって室配置パターンをあきらかにした。断面の変化は床面の変化・天井面の変化とともに改修の目的や手法によって寸法変化の大きさが異なることを明らかにし、これらの関係性を整理した。断面における物理的な変化は、床面による制約が大きく、床面の断面変化がアプローチにおけるスロープの長さ、また天井高に影響を与えることによって天井面、開口部の変化をもたらすことをあきらかにした。第4章では、第2章と第3章で述べた部分転用時の物理的な既存空間の特性とその関係性をもとに、建築空間内での床面の変化を基準とした断面設計の方法論を導き出している。まず転用用途および必要な室空間を設定し転用後の空間の多様性を示した。また床面における上昇手法と天井面の張り替えに伴う空調機の設置方式によって設計手法を分類し空間に示すことで転用後の確保可能な空間とその条件と明らかにする。第5章は本論文のまとめであり、各章の総括を行うとともに今後の研究課題について述べている。 | |||||
内容記述 | ||||||
内容記述タイプ | Other | |||||
内容記述 | 首都大学東京, 2014-03-25, 修士(工学) | |||||
書誌情報 | p. 1-55, 発行日 2014-03-25 | |||||
著者版フラグ | ||||||
出版タイプ | AM | |||||
出版タイプResource | http://purl.org/coar/version/c_ab4af688f83e57aa | |||||
学位名 | ||||||
学位名 | 修士(工学) | |||||
学位授与機関 | ||||||
学位授与機関名 | 首都大学東京 | |||||
学位授与年月日 | ||||||
学位授与年月日 | 2014-03-25 |