WEKO3
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住空間における空調設備技術から導かれた建築デザイン手法の分析及び設計提案
http://hdl.handle.net/10748/6828
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名前 / ファイル | ライセンス | アクション |
---|---|---|
T00432-001_fulltext.pdf (10.4 MB)
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|
Item type | 学位論文 / Thesis or Dissertation(1) | |||||
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公開日 | 2015-03-27 | |||||
タイトル | ||||||
タイトル | 住空間における空調設備技術から導かれた建築デザイン手法の分析及び設計提案 | |||||
言語 | ||||||
言語 | jpn | |||||
資源タイプ | ||||||
資源タイプ識別子 | http://purl.org/coar/resource_type/c_46ec | |||||
資源タイプ | thesis | |||||
著者 |
松嶋, 貴大
× 松嶋, 貴大 |
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著者(ヨミ) |
マツシマ, タカヒロ
× マツシマ, タカヒロ |
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抄録 | ||||||
内容記述タイプ | Abstract | |||||
内容記述 | 近年、地球温暖化・省エネルギーを背景に、建築そのものが環境制御調整機能を担うパッシブデザイン住宅が数多く提案されてきた。しかし、日照や通風阻害要因の多い都市密集地では、機械的手法に大きく依存しているのが現状である。後者の多くは設備機器をカタログから選ぶ付加的なものであり、建築デザインとの乖離が続いている。また、空調設備計画と無関係な空間構成は、不快な対流や室内温度のムラなどを生み出す場合があり、建築的手法で空調設備の弱点を補う必要がある。以上より、「空調設備と建築の一体化」という設備計画の課題と、「空調設備に着目したフィジックスデザイン」という建築計画の課題が見えてくる。本研究ではそれらを踏まえ、空調設備計画と建築計画が調和した住宅の設計手法を導き出すことを目的とする。本論文は以下に示す5つの章で構成される。第1章では、上述の建築と空調設備の課題に対して、建築との一体化とフィジックスデザインによる住空間の可能性を示し、本論文の目的について論じる。第2章では、以下の2つの視点から、本研究の位置づけを行う。まず、20世紀初めに空調設備が登場してから現代に至るまでの、技術と建築デザインの展開を並べ、建築設備分野の系譜を追うことで、設備と建築との一体化という課題が生まれた経緯を述べる。次に、レイナー・バンハムの『環境としての建築』を参照し、ル・コルビュジエとF・L・ライトの設備と建築の関係性について、対照的なスタンスを比較する。そこから読み取ることのできる、空調設備に着目したフィジックスデザインの重要性を論じる。第3章では、事例分析により空調設備計画に適した空間構成と建築デザイン手法を明らかにした。2000~2013年までの住宅建築専門誌『住宅特集』に掲載された作品のうち、空調設備技術から導かれた建築デザイン手法が見られる59の事例を抽出した。これらを、空調設備の配置及び一体化している建築要素と、空調設備の環境調整機能を補助するような平面・断面・建築部位操作、という2つの視点に着目し分析を行った。まず、配置にっいては、輻射式と空気対流式の冷暖房設備、ダクトファンに着目し【床、壁、天井、インテリア】の4つの配置に分類した。そこでは空調設備が床下、壁、天井懐等の建築部位や、構造体、家具、収納と一体化する手法が見られた。次に、室構成と空調方式にっいて、【一室型、分散型、可変型】に分類した。これらを4つの配置パタンと併せて検証した結果、室構成に適した空調方式として7っの「型」を導いた。それぞれの「型」ごとに、平面・断面構成、建築部位操作、形態操作等のフィジックスデザインの傾向を明らかにし、室内環境制御にどのような役割を担っているのか考察した。第4章では、第3章の事例分析で導かれた空間構成に適した空調設備の配置及び一体化の手法と、フィジックスデザイン手法を用いて、室内の空気環境をテーマとした2っの住宅の設計提案を行った。敷地は住居専用地域で、四方を3階建の住宅に囲まれパッシブ手法による空気調和が難しい場所である。第一の設計提案では、夫婦と子供3人が住み、一室型の室構成が要求されていることを想定した。一人ひとりの居場所を作りながらも常に家族の気配を感じられるように、事例分析で得られた7つの「型」のうち【一室-対流式-複合】型の空調設備の配置及び一体化の手法と、フィジックスデザイン手法を用いて設計提案を行った。第二の設計提案では、アトリエ兼二世帯住宅で、分散・可変型の室構成が要求されていることを想定した。アトリエと居室、また家族同士の距離感を調節可能にし、それに適した空調方式とするため、7つの「型」のうち【可変-対流式-床】型と【分散-輻射式-複合】型の手法を併せて用い、設計提案を行った。第5章では、本研究で行った分析・設計提案について総括と展望を示した。空調設備技術が作り出す環境を住空間に翻訳した事例を分析し、「空調設備と建築の一体化」と「空調設備に着目したフィジックスデザイン」の手法を体系化した上で、環境シミュレーションを用いて空調設備を活かした住空間を提案し、住宅における空調設備と建築デザインの関係性を示した。 | |||||
内容記述 | ||||||
内容記述タイプ | Other | |||||
内容記述 | 首都大学東京, 2014-03-25, 修士(工学) | |||||
書誌情報 | p. 1-90, 発行日 2014-03-25 | |||||
著者版フラグ | ||||||
出版タイプ | AM | |||||
出版タイプResource | http://purl.org/coar/version/c_ab4af688f83e57aa | |||||
学位名 | ||||||
学位名 | 修士(工学) | |||||
学位授与機関 | ||||||
学位授与機関名 | 首都大学東京 | |||||
学位授与年月日 | ||||||
学位授与年月日 | 2014-03-25 |