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カトリック学校の宗教教育の実践と課題 : 教科指導と学校生活を中心に

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Please use this identifier to cite or link to this item:https://doi.org/10.14943/90378

Title: カトリック学校の宗教教育の実践と課題 : 教科指導と学校生活を中心に
Authors: 近藤, 望 Browse this author
Issue Date: 31-Aug-2019
Publisher: 北海道大学宗教学インド哲学研究室
Journal Title: 北大宗教学年報
Volume: 2
Start Page: 33
End Page: 37
Abstract: 本発表は、発表者の勤務先である学校法人札幌光星学園札幌光星高等学校の宗教科の授業実践例に基づいたものである。 学校法人札幌光星学園は、1817年、フランスで創立された男子修道会であるマリア会が母体となり、1934年に開校され、創立85周年を迎えた。マリア会の創始者であるシャミナード神父は、フランス革命によって荒廃した自国の姿を目の当たりにし、青少年の教育に身を捧げることを決心し、フランスの将来を担う上位層に対しての教育を施すことを目的に、中高生への指導に傾注した人物である。シャミナード神父は「社会のリーダーとなる人物」を学校教育の中で育成し、その人が社会の中で自分の力を他者のために働かせ活躍することができることを目指した。その理念を受け継ぎ、本学園も「地の塩、世の光」を校訓に掲げ、「キリスト教の教えに基づいて他者の幸せのために力を発揮でき、人々に希望をもたらすことにより、世の中をより良くしていける人材を育てる」という目標のもと、生徒の教育活動を行っている。中でも「家庭の精神」で接することを重んじたシャミナード神父の意志を受け継ぎ、本学園も、家庭で親が子どもに接するように、学校でも教員が生徒一人ひとりに慈しみのまなざしを持って接することを大切にしている。その理念を、筆者は週1回の宗教の授業を通して、生徒たちに伝えようと試みている。
Type: bulletin (article)
URI: http://hdl.handle.net/2115/75431
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OAI-PMH ( junii2 , jpcoar_1.0 )

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