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タイトル: 日本における「忘れられる権利」に関する裁判例および議論の状況
著者: 曾我部, 真裕  KAKEN_name
著者名の別形: 曽我部, 真裕
Sogabe, Masahiro
キーワード: 忘れられる権利
検索結果削除
プライバシー
媒介者責任
知る権利
発行日: Oct-2016
出版者: 江原大学校比較法学研究所
誌名: 江原法學
巻: 49
開始ページ: 1
終了ページ: 23
抄録: EU法とは異なり、日本では「忘れられる権利」は、独自の権利としては捉えられていない。 EU個人データ保護規則に対応する個人情報保護法は、検索サービスには適用されないと考え られている。そこで、それに対応する問題は、名誉権またはプライバシー権の一部としての検索結 果等の削除を求める権利として考えられており、裁判所で争われる事例は相当数存在する。しか し、具体的な削除等の基準としては、下級審裁判例は、比較衡量論をとるものと、明白性基準 をとるものとに分かれており、最高裁の判断を待っている状況にある。他方、自主的な削除基準を 公表する検索サービス事業者もあり、総務省としても自主的な取組を推進している。こうした状況 の中、立法論を主張する論者は少数であり、最高裁の判断が今後の基準になりそうである。
記述: 강원대학교 비교법학연구소 강원법학 제49권, (2016. 10) 1-23쪽.
著作権等: 出版者の許可を得て登録しています. Publisher permitted posting the final published paper on this repository.
URI: http://hdl.handle.net/2433/217464
DOI(出版社版): 10.18215/kwlr.2016.49..1
関連リンク: http://www.dbpia.co.kr/Journal/IssueList/PLCT00001448
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