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WSS59_19.pdf | 684.94 kB | Adobe PDF | 見る/開く |
タイトル: | 科研費と大学院志願者数から見る人文・社会科学の「危機」 |
その他のタイトル: | Are the Social Sciences and Humanities in Crisis? Trends in Grants-in-Aid for Scientific Research and Applicants to Graduate Schools |
著者: | 太郎丸, 博 |
発行日: | Mar-2018 |
出版者: | 早稲田社会学会 |
誌名: | 社会学年誌 |
巻: | 59 |
開始ページ: | 19 |
終了ページ: | 37 |
抄録: | 人文・社会科学が「危機」に瀕しているといった俗説がどの程度正しいのか,日本学術振興会の科学研究費(科研費)と大学院(修士・博士)の志願者数の推移から検討した.科研費は2007-2016年のあいだ微増が続いており,分野によってその増加率は大きく異なるものの,人文・社会科学系と自然科学系で増加率に有意差はなかった.しかし,人文・社会科学と自然科学が複合した分野での科研費増加率は他の二つよりも有意に高かった.また大学院の志願者に関しても人文・社会科学と自然科学で明確な差はなく,「その他」にカテゴライズされる分野での志願者が顕著に増加していた.これらの結果からは,文理を問わず古い形態に固執する分野が危機に瀕しているのであって,特に人文・社会科学が危機的であるわけではない,という解釈が示唆される. |
記述: | 特集 「人文・社会科学の危機」を考える |
著作権等: | 許諾条件に基づいて掲載しています。 |
URI: | http://hdl.handle.net/2433/242980 |
出現コレクション: | 学術雑誌掲載論文等 |
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