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https://doi.org/10.24546/E0041000
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2024-04-25
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E0041000 (fulltext)
pdf
700 KB
28
メタデータ
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メタデータID
E0041000
アクセス権
open access
出版タイプ
Version of Record
タイトル
中国の金融政策と人民元国際化
チュウゴク ノ キンユウ セイサク ト ジンミンゲン コクサイカ
その他のタイトル
Chinese Financial Policy and the Internationalization of RMB
著者
著者ID
A0650
研究者ID
1000070340916
KUID
https://kuid-rm-web.ofc.kobe-u.ac.jp/search/detail?systemId=b3d59dc52601bd43520e17560c007669
著者名
梶谷, 懐
Kajitani, Kai
カジタニ, カイ
所属機関名
経済学研究科
収録物名
國民經濟雜誌
巻(号)
214(4)
ページ
33-47
出版者
神戸大学経済経営学会
刊行日
2016-10-10
公開日
2017-11-01
抄録
本稿では, 現在の中国経済のおかれた不安定な状況を, いわゆる「国際金融のトリレンマ」の状況から理解し, その背景に人民元の国際化の促進と, その結果としての為替政策の硬直性にあるという立場から分析を行った。一般に「独立した金融政策」「通貨価値の安定」「自由な対外資本取引」の間にはいわゆる「トリレンマ」の関係が存在すると考えられる。近年の中国経済は, 通貨人民元のドルへの連動を持続する中で次第に投機的な資本取引が広がる状況にあり, 結果として金融政策の独立性が制限される状況にあったと考えられる。その背景には, 人民元の国際化を推進するため, 元の対ドル減価を避けたいという当局の思惑がある。一方で中国の政策当局は, 人民元を主要通貨によって形成される通貨バスケットにペッグすることで, 緩やかに元の対ドル変動幅を広げていく, という姿勢を明確にし, 中国外貨取引センター(CFETS)を通じて人民元のバスケットに対する変動比率を1週間ごとに公表することに踏み切った。本稿では, Frankel=Wei (1994)の手法に基づき, 2015年8月以降の為替政策のレジームチェンジを検証した。その結果, 明らかにそれ以前よりも元のドルに対する連動は弱まっているという結果が得られた。このような人民元の通貨バスケットへのペッグが十分に合理的な政策である, ということを市場に納得させるために, 今後は政策当局の市場との対話能力が一層必要とされよう。
キーワード
中国経済
人民元
金融政策
国際金融
トリレンマ
カテゴリ
経済学研究科
国民経済雑誌
>
214巻
>
214巻4号(2016-10-10)
紀要論文
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資源タイプ
departmental bulletin paper
言語
Japanese (日本語)
ISSN
0387-3129
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NCID
AN00090962
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関連情報
NAID
40020990381
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