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High Birth Rate in Southwestern Islands of Japan: Parenting and Support from the Community of Tokuno-Shima

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Abstract 日本社会において少子化の進展が指摘されるものの、合計特殊出生率は地域差も大きく、子育てをめぐる状況も地域社会によって大きく異なる。本稿では、高い出生率を示す鹿児島県大島郡伊仙町を調査対象地域とした。伊仙町において2018年に実施した質問紙調査の結果や、2016年および2020年に役場職員、子育てに関するNPO、子育て中の住民、U ターン・Iターン者、福祉専門職に対して実施した聞き取り調査の結果から...分析を行った。質問紙調査において伊仙町における子育て支援やサービスが整っていると思うか尋ねたところ、肯定層約4割、否定層約4割と評価がわかれた。肯定層に対してその理由を尋ねたところ、「家族や親せきからの援助を受けやすいから」、「児童館や子育て支援センターなどの公的サービスが充実しているから」、「近隣住民からの援助が受けやすいから」という回答の割合が高かった。伊仙町では「子は宝」という考え方があり、家族、親せき、地域社会が子育てを支援する環境があることがわかった。また、地域での行事や集まりの場も多く、子どもや家族と過ごす時間、親せきや地域の人々と集まって活動をする時間に幸福を感じる人々の姿がうかがえた。show more
Table of Contents 1.南西諸島における高出生率
2.鹿児島県大島郡伊仙町の地域的概要
3.調査の概要
4.伊仙町における生活と子育て
4.1 地域の生活環境評価と地域意識
4.2 子育てに関して―家族や親せきからのサポート
4.3 地域社会において子育てを支える構造― 行事参加の観点から
4.4 価値意識に関して
4.5 子育ての長期的観点― 希望する教育程度と学費の見通し
5.子育てを支える地域社会

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Created Date 2023.10.13
Modified Date 2023.10.16

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